美容、外見を整える

SIBO(小腸内細菌異常増殖)  過敏性腸症候群 ガス型 逆流性食道炎 が治った話

2022-03-15

http://usagiunagi.com

この文章を書く目的は、ガスで苦しむ人が一人でも減るようにしたいという願いからだ。

重症のSIBOだった自分が完治させた体験談を書くことによって、
治療法の参考になればと考えた。

長文になってしまうが、
こんな一例があるのか程度に読んでいただきたい。
私は重症のSIBO以外の症状はなく、健康体であることを留意していただきたい。

治すには小腸内のSIBO細菌を「除菌」すること

治すキーポイントは小腸内の増えすぎたSIBO症状を引き起こす細菌の「除菌」であるのではなかろうか?
IBSガス型(SIBOによるもの)は情報を精査し、
自分の体の仕組みをいち早く理解したものが完治する病である。
病気に対して、受身にならないようにすることだ。
この病気は医者任せでは治らない。
なぜなら消化器内科医でも治し方知らない、FODMAPという言葉ですら知らない素人レベルであるからだ。
実際今のかかりつけ医にも「ヲタクちゃん、胃に優しいお粥やうどんでも食べて」と言われていた。
私たちのようなSIBOの症状には炭水化物が胃腸の消化に良いというのは間違いである。
今のかかりつけ医にガスからくる逆流性食道炎の症状であることを伝えても胃酸抑制薬を処方されていた。明らかに原因が違うのに、よくも適当に薬出すなと感心である。

IBSの原因は何?

日本はIBS後進国でありIBSの原因が「ストレス」とされている。
しかしIBS先進国では「食べ物」であるとされている。

ガス(おなら)を小腸で発生させる食べ物は何か?

オナラを減らす方法

オナラが多くて困っている人は、誤った知識から症状を悪化させている。
小腸で消化分解されるときに、主に糖質と炭水化物がガスを多く生産する。
オナラが多くて困っている人は、「糖質と炭水化物の摂取量を見直す」だけで、改善する場合もあると思う。
私も含め、肉などのタンパク質がオナラの元であるという間違った印象を持ち合わせている人もいるのではないであろうか?
食物繊維もガスを発生させるものであるが、食べる量を少しずつあげていけば、
腸内細菌が対応できるので、ガスに困ることはないという感覚がある。
オナラが多くて困っている人は、糖質に偏った食生活をすぐに見直そう。

※糖質を減らしただけで何も変わらない人は私のような重症だから、

糖質を0にしてみたら実感できると思う

私がしたSIBOを完治させた方法

1.まずはかかりつけ医に相談。他の病気の疑いを無くそう。

紹介状を書いてもらい、あらゆる病気の可能性を考えてもらうことも大切。
お金がある人は
SIBOを診てくれる保険外治療の病院へ
30万は貯めておこう。簡単に治らなければもっとかかるらしい。
大金を払っても治らなかったという人もいる。

2.低FODMAPの食事法をやる(糖質制限、タンパク質をしっかりとる)

参考図書:小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」(小腸内細菌増殖症)から身を守れ!

胃酸がしっかりあればお肉はガスの原因にはなりにくい。
お米を食べて、大量のガスが生産しているかを確認する。
お米がガスの原因となっている人は、これをしても私のように治らない可能性がある。
逆にお米でガスが出てないなら、この食事法だけで、楽に生活できるであろう。

3.質的栄養失調を疑う(高たんぱく食&メガビタミンをする)

栄養療法で治すことを考える。
参考図書:医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる 藤川 徳美 (著)

※この中に記載があるホエイプロテインは飲めない人もいると思う。
その場合、肉や魚を多く食べ、胃酸がたりなければ、
ベタインサプリ(胃酸の代わり)で対処する。
食事日記をつけガスが多くでる食品を見つける。

***お米で激しくガスが発生しないタイプならここらで満足できるのでは?***

4.低FODMAP食事療法をしても、少量のお米で大量のゲップや、小腸に大量のガスがたまる人は、厳しい糖質制限が必要となる。(ケトジェニックダイエットなど)

十分なお米(糖質)を食べることができないのであれば、代謝回路をブドウ糖から脂質回路やケトン体回路に切り替える必要がある。
エネルギーの生産経路とビタミン、ミネラルを勉強することが大切である。
安易な知識ではしないでほしい。

おそらくたいていの人はこの食事法をすれば、1年位で完治するのではなかろうか?
(他のブログを見るとだいたい1年続けたら良くなったという記載が多い。)

5.それでもダメだと思うなら断糖高脂質食でSIBOの腸内細菌を根絶やしにする。

参考図書:運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速“脂"ダイエット 金森 重樹 (著)

6.かかりつけ医を味方につけよう

「何をやっても治してあげられない」という負い目をかかりつけ医が持ってくれており、
積極的に協力してくれたこともとてもよかった。
今のかかりつけ医はFODMAPの単語すら知らなかった医者であるが、
私のこうしたら治るのでは?という仮説を親身になって考えてくれ、
どのような検査をしたらよいか、健康な状態であるかの検査、
などを一緒に考えてくれた。

SIBOの原因

小腸内細菌が急激に増殖し、豊富な栄養を分解して多量のガスを産生する病である。
・胃酸・膵液・胆汁の減少
・大腸との境界となる回盲弁の機能低下により、大腸から小腸に細菌が逆流している
・胃酸抑制薬を服薬(低胃酸で逆流性食道炎になっているにも関わらず、私のように胃酸過多と誤診され処方される場合が多い)

SIBOを発症してしまったらどんな生活になるのか

SIBOは死ぬ病気ではないが恐ろしいほど生活の質が下がる。
飲食により本来ガスが生産されない小腸付近でガスが大量に発生する。
症状が悪化すると常にオナラやゲップ、腹痛の症状に悩まされ、
日常生活をまともに送ることができなくなる。
私はなかったが、便秘や下痢の原因になることもある。
いじめの原因や心の病気の原因にもなり、
社会生活を営むことが出来なくなる人もいる深刻な病だ。
しかしながらここまで深刻であるにもかかわらず、医者に軽視され、
「オナラならトイレ行けば?」と軽くあしらわれる場合もある。
「ストレスでしょ?心療内科に紹介状書きますね^^」で終わる場合もあった。
この病が一般的なものとなり、保険内治療で治せるようなることが私の願いである。

この病気になって消化器内科に通院すると診断された病名

・呑気症(かみしめ症候群)
←断食するとガスの症状はなかったので、飲食によるガスであるから違うと考えた。
・過敏性腸症候群(IBSガス型)
・機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)
・逆流性食道炎
・自律神経失調症

SIBOの確定診断は保険外診療となり、
病院が近くになければ通院も難しい。かつ高額である。
数年前の調べでは治療を開始するまでに最低10万くらいが相場であった。
(現在はオンライン診療で診断のみを最安4万円くらいで出来る場合もある。)
海外では一般的であるSIBOだが、
この病気を知らなかった消化器内科の医者もいた。
私の現在のかかりつけ医はFODMAPという単語すら知らなかった。

よく勉強している医者に通院することができたなら、
SIBOを疑われFODMAPの食事療法を勧められることがあるそうだ。
ちなみに海外では、抗生物質とハーブのサプリメントによる治療が、
一般的にされているようである。

SIBOを治した道のりを紹介

SIBO発症からドクターショッピングで症状悪化

発症は、酷い風邪をひいたあと、お腹に異変を感じ、
そのままSIBOになったようである。
尋常じゃないと感じる量のゲップとおならが増えた。
それまでは健康体であったのに。
便秘下痢ガスなど不快症状はゼロ。
近頃ではコロナ後遺症で苦しむ人々がいるが、
それに似ているのではと思う。
数年間原因がわからずドクターショッピングするだけであった。
結局どの医者も満足するほどの知識を持ち合わせてなく、
ちんぷんかんぷんな対処療法を提示され、実行したが、悪化した。
今思えば、治したこともないのに、アドバイスしないでほしかった。
原因がわからないなら、アドバイスできないと言ってもらったほうが楽だった。
保険外診療の遅延フードアレルギーの検査を受けた際、
2万円もする乳酸菌サプリセットを売りつけられた苦い記憶がある。
案の定、余計に悪化しただけに終わった。(今考えれば除菌前の乳酸菌の摂取は症状を悪くする)

ドクターショッピングに疲れ、近くのかかりつけ医に再度通うことになった。
医者には任せてられないと思い立った。
ネット検索でSIBOという可能性を知り、
かかりつけ医の提案で、再度SIBO以外の病気の可能性を、
保険診療で出来る範囲排除した。
胃カメラ、大腸カメラ、小腸内カメラ、CT、血液検査など。
IBSや機能性ディスペプシアに有効とされている西洋医学の薬はすべて試した。
その結果、何の効果もなく、むしろすべて悪化するだけであった。

西洋医学で有効だと思った薬

有効だと思った薬は「ガスコン」のみである。
小腸で生産されるガスを減らす薬ではなく、ガスを排出させやすくするだけの薬。
ネット上では、楽になったと感じる人とそうでない人といるようである。

本で健康法を勉強し実践していく

2017年 心療内科医 藤川徳美先生の本

うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった (光文社新書)
藤川 徳美 先生

うつでもパニックでもないが、心療内科医がビタミンの必要性やタンパク質の必要性を説いていること。
当時、腸の不健康は「ストレス」からくるものと考えていたことから、
(現在は「食べ物」であると私自身は確信している)
興味がでたので健康法を取り入れてみた。
元々サプリメントは美容の為に取っていたのだが、
サプリの摂取量をあげ、タンパク質を多めとキレート鉄をプラスした。
プロテインはうまく消化することができず、前より肉を食べることを意識した。

しかし本の本意ではない食生活となっていた。
ガスの臭いの配慮から、
タンパク質摂取量は一日多くても20-30g程度にとどまっていた。
糖質摂取量は200g程度

その頃は知らなかったのである。
肉が決して臭いガスを発生させる食べ物ではないということを。

一般的に体重50kgであれば最低でも、タンパク質必要量は50gと言われている。

そして気づいてなかったのである。

「炭水化物が諸悪の根源である」ことを。

今思えば、病気を治す以前にタンパク質量不足が問題であった。

当時飲んでいたビタミン剤
・キレート鉄
・ビタミンB群
・ビタミンC
・ビタミンE

症状が改善することはなかった。

 

初のSIBO取扱説明書?!ともいえる江田先生の本にであえた

2018年 画期的な本が出版された。

小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」(小腸内細菌増殖症)から身を守れ! 江田 証(著)

低糖質な食事を続け「自分に合ったタンパク質量をとる」と記載があったので、
引き続き自分にあった量は20-30gだ!と考え、
今考えれば足りない量しかとっていなかった。

低糖質ってそもそも何gなのか?
私は100g未満と解釈した。

現状SIBOの治療法は、低FODMAP食事療法が一般的である。

しかしながら低FODMAP食事療法では
私も含め一定数の人々は何の改善も見られない。
私のように安全とされるお米一口で激しいガスが生産されるタイプもネット上に多数いる。

この本をうまく活用できなかった問題点
(この本を批判したい目的ではありません。私の失敗例を学んで欲しいのです。)

私が失敗した原因
・タンパク質の摂取量が本人任せで体型からこの位は最低とりましょうの記載がない。
・肉などのタンパク質は悪玉菌を増やして臭いのあるガスを発生させやすくなるというネット上に記事を信じ、オナラが怖くてタンパク質を多く取れなかった。
・低FODMAPでガスを発生させません!と自信満々そうなお米で大量にガスが発生する場合もあることの可能性が書かれてない。

以上のことから、低FODMAPである米を2口程度食べただけでも大量のガスを小腸内で発生させていた私のようなタイプはFODMAPだけでは治らないのではと考えるようになった。

この本は自分の腸にとって良いこともあった
合成甘味料で腸が病んだ説
高FODMAPのポリオールが合成甘味料のことだが、
この合成甘味料はかなりの腸への破壊力があることをこのとき理解していた。
「ダイエット」と書いてある合成甘味料入り食品を食べると、
通常の100倍くらいのガスがたまって七転八倒の腹痛を起こしていた理由がわかった。

糖質の摂取を米のみに制限したせいか、食べる量が激減した。
タンパク質が20-30gで足りず、カロリー不足による質的栄養失調で胃酸分泌が上手くいかず、あくまでも感覚だが、小腸にいる細菌が巨悪化し、
私のした間違った低FODMAP食事療法をする前より、かなり悪化したという印象であった。
あと自分の腸にとって有益な効果をもたらす食品が高FODMAPに分類されていたことにより、腸の悪化を進行させてしまった。

とりあえず江田先生に診てもらいたい!と考えていたが、実行できずにいた。

当時飲んでいたビタミン剤
鉄剤(キレート鉄)
ビタミンB群
ビタミンC
ビタミンE
これまでのビタミン剤に付け加え
ビタミンA
ビタミンD
亜鉛
オメガ3
Lグルタミン
ベルベリンサプリ(抗菌ハーブ)
オレガノオイルサプリ(抗菌ハーブ)
などを飲んでいたが、特に変わりなかった。
抗菌サプリメントの選択が間違っていた可能性もある。

ここで今ならわかる改善点と反省点

自分にとっての必要タンパク質量がまちがっていたのではないか?
タンパク質は{体重}gの1-2倍を食べる
これだけは守らなければいけなかったのではなかろうか?
糖質はガス量に応じて、食べられる分だけ食べて制限する。
(私の場合だと糖質0gになってしまうが。)
あとはタンパク質摂取で補うような食事であれば結果は変わっていたかもしれない。

抗菌ハーブである、ベルベリン、オレガノサプリたちは
SIBOの私の巨悪な菌は全滅させてくれなかったようだ。
江田先生の本によると、抗生物質を使っている期間は逆に細菌を飢えさせないほうが良い
と記載があったので関係があるのかもしれない。

2019年腹の立ったこと

とあるテレビ番組でガス型はセロトニンで治るみたいな番組が放送された。

セロトニンだけでSIBOは治らないと思う。

あの番組のせいでSIBOが簡単に治る病気と思われて憤慨した。

ドクターショッピングの際に心療内科に通ったが悪化したので、すぐに辞めたことがある。

心療内科の先生も精神科の薬ではヲタクちゃんの場合、絶対治らなさそうと言っていた。

自分で過去勉強したことやネット情報で治療法の仮説を立てる

FODMAP療法から一旦離れ、SIBOの治し方をネット上で集めた情報をもとに、
自分で仮説を立て、検証しなおした。

SIBOが治ったという体験談ブログに一番多いと感じたのが、
「低FODMAP食事療法&糖質制限を1年すれば治る説」である。

しかしどの程度の糖質制限をしたのか具体的な数値を示しているブログを当時見つけることが出来なかった。

低FODMAP食事療法も、低糖質高タンパクな食事を目指す療法ではあるが、
詳しくPFCバランスについて解説されている記事を見たことがなく、
自分の感覚に頼るものとなる。

そこで、

「自分はすでに糖質制限をしており、より激しく糖質を制限すれば治るであろう」
「SIBOは胃液量の低下により引きおこるので胃液を増やす方法を取ればよい」

という2つ仮説を立てた。

緻密な下調べもせず、軽くyoutube動画を見ただけで、
「ケトジェニックダイエット」(激しい糖質制限ダイエット)にチャレンジした。
するとその日のオナラが臭くなってしまい、びっくりして1日で辞めてしまった。

緩い糖質制限食+低FODMAP食に戻してやり方を探していたら、
腸内細菌が適応するのは1週間くらいが必要との記事を見つけ、
希望を見出し再度勉強しなおした。

ケトジェニックダイエットとは

エネルギーを作り出す代謝回路には脂質回路(ケトン体回路)とブドウ糖回路というものがあり、
通常私たちはお米などの糖質からエネルギーを生み出すブドウ糖回路を使用している。
ブドウ糖回路が枯渇すると肝臓でタンパク質や脂質からケトン体が作られ、
ブドウ糖の代わりをする。
ケトン体回路になると体脂肪がエネルギーとして使われるのでダイエット効果が高い。
ブドウ糖回路からケトン体回路に切り替わるときに、
長年使ってこなかった獣道のようになってきている回路が、
大きな道路に舗装されるまでの期間
「ケトフルー」という風邪に似た症状(頭痛など)に見舞われることが多い。
この「ケトフルー」がやっかいで、糖質に依存してきた人ほどこの症状に陥りやすく、
挫折する人が多いようである。

私のケトフルーの対処方法

血液中の赤血球(酸素を運搬する)はブドウ糖を必要とするが、そのブドウ糖が枯渇して息苦しくなってしまう。その場合はブドウ糖を取るか、タンパク質の摂取量をあげると治る。
代謝回路(ATP回路)に必要なサプリメントを摂る。
塩を舐めて水を飲む(急激な脱水により頭痛がするため)←この方法はとても有効であった

どの本を参考にしたかわからないくらいケトジェニック関係の本を読んだ

ケトジェニックダイエット食のPFCバランス

糖質を1日20-50g制限にし、ここで初めて体重gの1.5-2倍程度タンパク質多めの生活を取り入れた。
脂質も多めにとることを意識した。
MCTオイルの摂取はケトン体を大量に出した。
ケトン試薬(ケトスティック)というものも購入し測定もした。

やっと人生初の「高たんぱく食」である。

最初のころ、一食につき、肉を100g以上食べるとゲップが出た。
胃が糖化していたのであろう。
肉の消化にペタインサプリで胃液(ペプシン)を補給した。
ベタインサプリは胃液の消化酵素の代わりとなるものらしく、
肉が一瞬で消化されるような体感である。
高タンパク質食で胃液が前より出てきた実感があった。
肉をたくさん食べることができるようになってきた。
タンパク質量と良質な脂に注目し、脂質を多めに、タンパク質量と同じ位取った
人生初、代謝回路をケトン体で長期間生きることに成功した。

1日目、ケトン体を出すために、糖質を1日ほぼ0にしたところ、
ガスが格段に減るというか、ガスの発生が無くなり、(0になった)
逆流性食道炎の症状とIBSガス型が嘘みたいに一気に改善された。

ここで初めて、
糖質や炭水化物が、長年苦しめてきた大量のガスを発生させるものと認識したのであった。
たった一口の糖質がここまでのガスを発生させているとは夢にも思わなかった。
同時に食べることのできる糖質を探したがどれも駄目であった。

しかし、初めて病気の改善の兆しがみえたのでケトジェニックダイエットを続けることが出来た。
あと、この食事法で肉がガスの原因にはならないことを実感した。

要するSIBOによるガスの原因は小腸で分解される糖質と炭水化物がガスの原因であり、
胃酸がしっかりある状態であれば肉は食べてもガスにはならないと理解できた。
ガスの原因である食材をしっかり特定できたので、一生治らなくても、なんとかなると思えた。
よく食べていたもの

肉、刺身、アボカド(高FODMAP)、オクラ、メカブ、MCTオイル、グラスフェッドバター、ブロッコリーはたまに(硫黄成分が気になる)

鉄剤(キレート鉄)
ビタミンA
ビタミンB群
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE
マグネシウム
亜鉛

ケトジェニックダイエットの問題点

1年くらい続けてガス量が激減するも、糖質量を増やせばガス量が増えた。
私の仮説とは異なり、SIBOの症状は完全には無くならず、
糖質量によって逆流性食道炎やSIBOの症状が上下する残念な結果となった。
しかしケトジェニックダイエットを始める前より生産されるガス量が減っており、
各段に良くなっている実感があった。
一般的にはここで治ったと感じるひとも多いのではなかろうか?
でも私はここで満足しなかった。
SIBO発症前の腸に戻りたい!
なんでも食べることのできる腸に戻りたい!
という強い願いがあったからだ。

SIBOを完治させるために完全に除菌できる食事を考える

海外サイトをみていると
「小腸の細菌を除菌する為一定期間、糖を一切取らない」というやり方をしているひとがいた。
一定期間はどの程度なのかわからず、やり方がよくわからなかった。
2018年に読んだ「小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」(小腸内細菌増殖症)から身を守れ!」
では、FODMAP食や抗生物質を試しても改善しない場合、小腸内の細菌を飢えさせる目的で、成分栄養剤(エレメンタルダイエット)を飲んで栄養を補給する方法が紹介されていた。
商品名はエレンタール。
しかし、これは「不味い、吐きそう!」とクローン病の知人が言っていたのを覚えていたので、飲む気にはなれなかった。

そこで、私は1つの仮説を立てた。
名付けて、「小腸にいるSIBO細菌、兵糧攻め大作戦」
糖質の量により左右されるガス量だったので、
「可能な限り0にすれば、SIBO症状を引き起こす腸内細菌が死に、さらに数カ月もやれば完璧に殺すことができるのではないか」

しかしケトジェニックダイエットでもそこまで糖質を減らして数カ月生き抜くような指南書を手に入れることができず。

遂に糖を取らない食事方法の本に出会いSIBO細菌を根絶やしにする

2020年
運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速“脂"ダイエット
金森 重樹 (著)

まさか! の高脂質食ダイエット
グラント ピーターセン (著), 金森 重樹 (監修), 石黒 千秋 (翻訳)

これらの本で糖を取らないようにしても大丈夫だよと背中を押してもらった。
かかりつけ医にも私が考えたこの兵糧攻め作戦を説明した。
「ヲタクちゃん、がんばってみて。」というかかりつけ医からのGOサインが出たので、即実行した。

4カ月間、糖質5g未満で過ごした。万が一失敗しても最高で一日15gまで。
期間は当初2カ月程度すれば治るのではと仮説をたてたが、
特に問題がなかったため4カ月やってみた。
金森式の食事を忠実に守り、(調味料はナンプラーと塩のみ)

タンパク質も脂質も多めで、タンパク質1.5-2倍、脂質はタンパク質より多めを意識して取っていた。
あまりタンパク質が多めはおすすめされていないが、質的栄養失調を疑っているので、しっかりとった。
4カ月もすると、ちょっと食事に飽きてきたことと、さすがにもう大丈夫であろうと思って辞めた。

ビタミンA
ビタミンB群
ナイアシン
B2
B6
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE
キレート鉄
マグネシウム
亜鉛
オメガ3

断糖高脂質ダイエットの結果

腸内細菌の兵糧攻めに成功したようだ。

長い闘いが終わったかどうか確認するため、毎日糖質を5g単位で増やして糖質を200gまで戻した。腸内細菌もいきなり増やしたらびっくりする、一番の問題は、インスリンが急に対応できない可能性があるのでゆっくり戻した。
(タンパク質は体重gを摂取することを意識して)

以前のように糖質量に左右されることなく、お腹がはることもなく、逆流性食道炎の症状も一切でなかった。糖質に偏った日も症状がでることがなかった。
断糖高脂質にした後、SIBOの状態はなくなったようである。
以前とは違う、SIBO発症前のお腹に戻っている感じがした。

3か月間タンパク質量に気を付けながら、ブドウ糖回路の食事にしてSIBOの状態が無くなっていることを確認した。

この方法ぽいことをして治ったという人もネット上にいたので、

しっかりお勉強できるタイプの人であれば、完治も夢ではないと思う。

現在の食事は?

確認後、現在は美容上と健康上の観点から糖質に偏らない食生活を意識している。
お米を食べても一食まで。炭水化物を食べない日のほうが多い。
食べたい日は一食までなら、ラーメンも食べるし、ピザ、パンなども食べる。
特に何の問題もない。合成甘味料だけは苦手なので避けている。
自分の体に必要な栄養素がなんとなくわかるようになってきたと思っている。
長い期間ケトン体回路を使ってきたためか、
脂質が主食の食生活でも楽になっている。
グラスフェッドで育った牛脂が大好物だ。
「諸悪の根源である糖質」を食べたいという欲望が完全に無くなってしまった。

腸内細菌が食べたいものを決めている説は多分本当だと思う

この病になってから、やたらと甘い食べ物を欲していたのは「SIBOの腸内細菌」が影響していたのだと実感している。

治ってからは、特に甘いものを食べたいと思わなくなっている。

野菜は金森式では植物毒の観念で推奨されていないが、
野菜を分解する腸内細菌など様々な「腸内細菌の多様性」も私には必要だと感じているので、
現在、食物繊維は好みの野菜を少なめで数種類とっている。
(完全に食物繊維を断っていると、たまに取ったときに大量のガスを発生させることになるからだ。)

4カ月間野菜をほぼ断ったが、それがリーキーガットにも良い方向に働いたのかもしれない

リーキーガットってこういう検索していると関連して出てくるけどよくわかっていないw

体調のうれしい変化

長年悩まされていた冷え性がまったくない。
食後眠くなることもないので生産性がUP。
ケトンも楽に出せ、糖質を控えているから?SIBO再発の恐れもない。
たくさん食べても太る恐怖がない、皮膚トラブルなどもなく、美容面の問題が無くなった。
昔は胃カメラでいつも胃壁が薄いと言われていたが、今は問題無し。
かかりつけ医にも健康上問題無しとお墨付きいただいている。

現状の食事での問題

サプリメントの量が多いのがめんどくさいと感じる程度である。

ここまで読んだ方で、「糖質食べないなんて大変!」と考えた方もいるだろう。
私から言わせれば、「IBSガス型(SIBO)&逆流性食道炎」でいる方が大変である。
ライザップなどで、糖質を制限した食事法は一般的になりつつあり、ネット上でもケトジェニックダイエットの食事方法をしている人がたくさんいるので相談もしやすい。

どちらのままでいるかは自分次第であろう。

オナラのにおいの対策を紹介

手っ取り早く臭いだけでもという人におすすめできるサプリメントがある

1.クロロフィル製品

私は「Feクロロフィル」を臭いがきつそうな食べ物を食べた時だけ飲んでいるが、消臭効果がすごい。

液体の飲むクロロフィルもおすすめできる。

味がまずいと感じる方もいるので、サプリメントから試してみてはいかかだろうか?

臭いに悩んでいる方はぜひ試してみてほしい。

2.手っ取り早くスーパーでメカブを買う。

スーパーで売っている3個200円くらいの商品だ。

ヌルヌルヌメヌメした成分が腸の臭いにおいを排出する助けがあるようだ。とても効果を実感した。

3.食べる炭

炭製品も臭いの吸着に多少の効果はあった。

4.ルチマリン社サプリメント

(ガス漏れするようなタイプの方におすすめかもしれないサプリメント)

おならが薔薇の臭いになる。奇跡みたいなサプリメントだ。

本当にオナラに香りがついていてびっくりした。

正直、バラの臭いが苦手なのでクロロフィル製品で十分だ。

薔薇以外の香りもあるようなので興味がある方は購入してみたらよいと思う。

こちらも炭が主成分みたいである。

https://www.pilulepet.com/ja/

上記サイトから翻訳しながら購入できる。

5.乳酸菌が飲めないけどなんか飲みたい人向け

カンジタサポート(NOWフーズ社)

 

参考になった動画

これを見たとき電光石火が走った。

逆流性食道炎は胃酸が出すぎとしか思っていなかったから。

少しの糖質でオナラ10リットル作りますって話されていてびっくりした動画

逆流性食道炎とSIBOはセットで考えなければ治らない。

逆流性食道炎でも胃酸過多でなっている人もいるので注意。

IBSはストレスが原因じゃないよ!という動画

要約チャンネル見ただけで読んだ気になるな!という注意点

 

 

インプットとアウトプットが大切と金森先生の教え

忠実な金森式は完全に辞めてしまったが、金森先生のTwitterで勉強は続けている。
金森式の本に一生やらないならやるなと書いてあったから
「SIBOの腸内細菌の兵糧攻め」に使うなんて目的外と怒られるかもしれない。
金森先生申し訳ございません。
常にアップデートする金森式が楽しみで勉強させてもらっている。
金森式は日々進化しており、その療法を一緒に勉強していくもの楽しみの一つである。

この苦しいSIBOの状態から救ってくれたのは断糖高脂質であり、
現状、私のアイドルは金森式ダイエットの金森重樹先生であろう。

金森先生の握手会があれば、行きたい!

金森先生のチェキ会があれば、行きたい!

グルグルグルグル ラストを狙ってやるさ!

(先生はそんな会をしないだろうけど・・・・)

 

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うなぎちゃん

性別は女です。 とりわけ男性アイドルが大好きです。 前はアイドルの触れ合いに全てのお金を使っていた深刻な「触れ合い中毒」でした。 今は「触れ合い中毒」を卒業して、ライトに応援しています。 アイドルの追っかけは悪いことではありませんが、 「触れ合い中毒」や「アイドル依存」になってしまうと、 生活に様々な支障が出てきます。 読者の方がライトに応援できるよう、 お手伝いが出来ればよいなと思っています。 このブログがきっかけで、イラストに初挑戦。 よろしくお願いします。

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